こんばんは、LeoNaです🌙
最近11月に入ったと思えば、もう11月も終わりに近づいています➰
今月は、割とハイペースで『読書』をすることができ、大満足でした🍁
『読書の秋』ってよく言われるけど、何でだろう?
本日は、そんな疑問と、おすすめの『本』を紹介したいと思います🙋♀️
最後まで、お付き合いよろしくお願いします😊
【もくじ】
『読書』って最高
何で、『読書の秋』って言われるの?
✔️気候が快適
秋は気温が適度であり、屋外でも室内でも読書を楽しむのに最適な時期で、読書に集中しやすいからです📚
✔️夜が長くなる
秋になると日が短くなり、家の中で過ごす時間が増え、読書のできる時間が取れるようになるからです🏠
✔️歴史的・文化的背景
この表現は、昭和時代の日本のメディアや広告などで推進された文化の一部で、『スポーツの秋』『食欲の秋』と並んで用いられました。
日本文化の一部でもあるんですね🥸
外の風を感じながら、椅子に座って、コーヒーでも飲みながら『読書』なんて、最高の贅沢です❤️
⭐️【エンド・オブ・ライフ】
佐々涼子さんのノンフィクション書籍。
京都の診療所での在宅医療と終末期医療の現場を7年間取材して描いた作品です☝🏻
✔️取材の背景と内容
京都の診療所を7年間訪れて、在宅医療と終末期医療の現場を詳細に描きました。
特に、看護師の森山文則さんががんを発病し、その最期を迎える過程を中心に描いています。
✔️終末期医療の変化
90年代には延命処置が優先されていたのに対し、
現在は患者の希望や気持ちに寄り添う医療が重視されていることが示されています😌
✔️患者の感情と医療者の役割
看護師の森山文則さんは、エリザベス・キューブラー・ロスの「受容の五段階」(否認、怒り、取引、抑鬱、受容)を経験しながら、自分の死期を迎えます。
佐々涼子は、森山さんの経験を通じて、医療者が患者の一人ひとりの希望や気持ちに寄り添う重要性を強調しています。
⭐️死ぬ瞬間
✔️ 在宅医療の難しさと意義
患者本人や家族が、在宅医療を望まないケースも増えており、医療者が患者と家族の信頼関係を築くことが重要です。
訪問診療では、患者の自宅を訪れることで、患者の一番良かった日々を知ることができ、精神的な温かさを提供することができます。
✔️生き方と死に方
森山文則さんは、がんに感謝しながら、日常生活を続けたいと語っています。
彼の言葉は、がんを自分の一部として受け入れて生きる強いメッセージを伝えています。
また、死は遺された人々の生活に影響を与え、幸福に生きるためのヒントを与えることも示されています。
✔️西洋医学と死の受け入れ
西洋医学の進歩にもかかわらず、選択の過酷さや、どこまで医療にすがるべきかという疑問が提起されています。
死を受け入れるための対話や、自然な死を迎えることの重要性を強調しています。
【エンド・オブ・ライフ】を読んで
「どのみち、誰にも迷惑をかけずに生きることなど不可能なのだから。」
この一文が、私の中ですごく心に刺さりました。
生まれた時も、両親の手を借りて大人になっていき、死ぬ時も、誰かの手を借りて死んでゆく。
これが、自然のサイクルだし、人間が誕生した時からそうであったと思う。
この『本』は、読んだ人の受け取り方が、それぞれ違ってくると思いますが、私は心が楽になりました☺️
誰もが避けられない「エンド・オブ・ライフ」。
その日を迎えるまでは、精一杯好きなように生きたいと思いました🍀
⭐️【人魚の眠る家】
東野圭吾さんの小説、および映画『人魚の眠る家』は、家族の深い愛と苦悩、そして現代の医療技術と倫理的な選択をテーマに描いた作品です。
✔️あらすじ
夫の浮気で別居中の播磨和昌と、薫子の夫婦を中心に展開します。
彼らの娘、瑞穂は小学校受験が終わった後に両親が正式に離婚する予定でしたが、瑞穂はプールでの事故で溺れ、脳死状態に陥ります。
✔️医療的な選択
和昌と薫子は、娘の瑞穂が回復の見込みがないと診断された際、厳しい選択を迫られます。
初めは臓器提供を決断するものの、薫子は瑞穂の手がかすかに動いたと見て、臓器提供を拒否します。
結果、瑞穂は心臓は動き続けるものの、植物状態で生き続けることになります。
✔️技術的な介護
和昌はIT系機器メーカーの社長であり、最新の技術を利用して瑞穂の介護を続けます。
瑞穂の筋肉に電気信号を流し、手足を動かせるようにします。この技術により、瑞穂は外見上では普通の子供のように成長し続けます。
✔️社会的および家族的な影響
瑞穂の状態は、家族や周囲の人々に大きな影響を与えます。弟の生人は姉の状態に苦しみ、周囲の人々も瑞穂の状態を薄気味悪がることがあります。
薫子は、娘を守り続けるために精神的に大きな負担を負いますが、家族の協力のもとで介護を続けます。
✔️結末とテーマ
物語の終盤では、瑞穂の体調が急激に悪化し、家族は最終的に瑞穂の死を受け入れることを迫られます。
作品は、命の価値、家族の愛、現代の医療技術の限界、そして死を受け入れることの重要性について深く考えるきっかけを提供します。
【人魚の眠る家】を読んでの感想
この本を読んだ時、「私なら、どうするか?」本当に、悩みました。
自分だったら、臓器提供をして、誰かの役に立ちたいと思いますが、娘だったら・・・。
この夫婦と同じことをしたと思います😢
0.00001%でも、可能性があるなら賭けたいし、自分の判断で娘の心臓を止めると考えると、胸が苦しくなります。
「臓器提供」。
受け取る側も、渡す側も、それぞれに人生があり、1つの決断で、それぞれの人生が大きく変わります。
すごく難しい問題ですが、人と人は助け合って生きていくのが、人間としての『美』だと思いました😌
追伸
【エンド・オブ・ライフ】の作者である佐々涼子さんは、ノンフィクションライターで、デビュー以来一貫して『死』というテーマと向き合ってきました。
2022年11月、平均余命14カ月とされる悪性の脳腫瘍(グリオーマ)と診断され、闘病生活を送りながら執筆活動を行なっていましたが、
2024年9月1日に56歳という若さで、ご自宅で亡くなられたそうです😢
素晴らしい作品を残してくださり、心より感謝を申し上げると共に、ご冥福をお祈りいたします。
最後までご覧いただき、ありがとうございます🩵
http://sunflower7tan.hatenablog.com
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